ヘンタイプリズン 感想「ネタバレなし」
お久しぶりです。
今回は先月発売されたヘンタイプリズンについて感想を
「ぬきたし」を制作したQruppo様の新作です。
前作の「ぬきたし2」の発売から約2年半
エロゲーマーの期待度は大きかったと予想しております。
(私自身めちゃめちゃ期待してました)
感想の前に簡単なキャラ紹介を。
湊柊一郎
本作の主人公。
露出することは芸術だと考えている。俗世間からみるとヘンタイ。
千咲都(CV.相模 恋)
プリズン内部の炭鉱で特別な役割を任されている。
囚人として感知されておらず謎が多い少女。
紅林ノア(CV.文月 弌)
一見、美少女に見えるが、かなりの変人。他者への介入を嫌い、自身が不利益を被る
んを嫌うが、心の内には熱い意思を秘めている。
波多江妙花(CV.桜舞 じゅりあ)
やくざ。
組織の長ということもあり、曲がったことを嫌う人格者。
やくざ屋さんだから投獄されたのか~と思いがちだが、父亡き後、組織のしがらみに巻き込まれた過去に関係している。
ルートは(ヒロイン3人+グランド)の計4ルートあります。
私の場合、ノア→妙花→千咲都の順にプレイしました。
なおグランドルートは3人のルートを完遂後、分岐箇所に選択肢が追加されます。
[感想]
・キャラ
・シナリオ
・音楽
・良かった点
・残念な点
キャラ
まず、絵がめちゃ進化してました。
ぬきたしに比べ塗りがとても丁寧な印象で満足です。
個人の性格を見ていくと…
相変わらずぶっとんでました(笑)
ドスケベを禁忌とする刑務所にも関わらず、イカれた名前の受刑者及びそのイカれた言動は下ネタで喜ぶ私にとっては飽きずに見ることができました。(やはりモブが強い)
今作では刑務官VS受刑者という設定ですが、その刑務官ですら下ネタを連呼してましたし。
体験版をプレイした方は感じているかもしれませんが、本作ではぬきたし同様、憎めない敵キャラが多かったですね。個人の過去の境遇が深くかかわっており、考えさせられる場面も多かったです。
山岸さんルートはよ。
シナリオ
先ほども述べましたが、本作ではヒロイン3ルート+グランドルートの計4ルートです。
〇ノアルート
口癖が可愛い。どっちがメインヒロインなのかわからなくなるほどに某キャラの印象が強かった。心の奥底にある互いを思う気持ち。泣けます。
〇妙花ルート
長である以上決して弱みを見せない姿。主人公との関係が深まるにつれて、みせる素顔。Qruppoは若い年齢層が多いと感じてますが、プレイ歴が長い人ほど刺さるシナリオかと。10年後のアフターシナリオはよ。
〇千咲都ルート
3人のヒロインの中では一番重い過去を背負う少女。
Hシーンはぶっとんでました。
〇グランドルート
Qruppoらしいといえばらしい大団円END
ここまでの展開に持ってくる経緯と主人公の意思に👍
ソフリンと樋口先生がかける言葉
めちゃ泣けました(´;ω;`)ウゥゥ
「最後のあめちゃんどーっちだ」反則ですね。
因みに一番好きなのは妙花ルートでした。
攻略順は特に決まっていませんが、話の重さから考えると
ノア→妙花→千咲都の順かなあ
音楽
OP曲は(ぬきたし2主題歌)ほどではないかなと感じていましたが、案の定プレイ後に一日何回も聴いてました汗
曲名は伏せますがグランドルート、そしてクリア後のおまけシナリオのED曲が神かがってます。一見エロゲっぽくないのですが、英語の歌詞とリズムが最高で洋画を観ている感覚になりました。最高。
良かった点
・あのバラバラでキテレツな人々をまとめ上げたシナリオが秀逸
・個別ルートはどれも高水準でグランドルートはめちゃ泣ける
・関係各所にすれすれで喧嘩を売っている文章
・花丸やその他ssキャラをはじめ前作とのつながりもあり、特にグランドルートの最後
はニヤニヤできる。
・EDが神
・考えた人の正気を疑う下ネタやその他パロディも多く、展開が進まない場面でも飽き
ない
・ブランドらしさ全開の内容
残念だった点
・ノアルートでは主人公とゲーム制作をする意味をあまり感じなかった。
・各ヒロインルートで、中盤少しダルさが出た(主の飽き性のせい)
・樋口先生についてもう少し掘り下げて欲しかった(多分さらに泣いてた)
くらい?
正直な感想は
めちゃ面白かったです。泣けました。
映画「ショーシャンクの空に」をいろいろともじっていましたね。
映画を観た方はまんまやんけ!と思う場所があったりなかったり。
・ぬきたしが好き
・下ネタで笑える
・遊戯王プレイヤー
・ゲームで泣きたい
↑に該当する方はお勧めかと
批評空間を見るとグランドルートでCGが足りないとの記述が多かったのですが、あれは個人的にはむしろ良かったかと。獄中の閉塞感を醸し出してました。
ここ最近プレイした新作の中では一番面白かったです。
今後は更新頻度を増やしたいところ…
ではまた!