千桃はイイゾ~(千の波濤 桃花染の皇姫)※ネタバレなし


どうも、お久しぶりです

 

全く更新しておりませんでした。

最近とあるゲームが自分の中で再興してきたので紹介記事をば

今回紹介するのは「千の波濤 桃花染の皇姫」

August様から2016年に発売された作品。

この作品を批評空間で検索すると何故だか点数が低いんですね。これ如何に?

 

というのもAugust×ファンタジーといえば「穢翼のユースティア」とどうも比較されてしまうそうで。

正直シナリオの完成度を比較するとユースティアには勝てません(キッパリ)

しかし、人によっては千桃の方が好きになったり⁉

今回はそんな千桃の良さを紹介したいと思います。

それではlet's start!

 

簡単なキャラ紹介から

 

〇鴇田宗仁

武人。イケメン。以上。

過去の記憶を失っており、この記憶がストーリーに大きく関与したりしなかったり。

 

〇宮国朱璃(cv.遥そら)

本作メインヒロイン

こうみえてやるときはやる女。イケメン。

こう見えてツンデレ属性も保有しているのでそれがまた良い。

場面場面では彼女の気迫を感じさせられとっても好印象でした。イイゾ~。

 

翡翠(cv.猫村ゆき)

現皇帝。かわいい。

プレイしていく中で彼女の境遇に触れていくのですがこれがまた良い。

ヒロインの中でいちばんヒロインらしかったですね。

年上しか目にない主ですが、がっつりやられました。神。

届かない思い…片思いしてる図は一生見てられます。

 

〇椎葉古杜音(cv.小鳥居夕花)

巫女さんです。がんばりやさんです。

ドジっ子&ツッコミの両方をこなす達人。めちゃ笑わせてもらいました。

この子もやるときはやります。カッコいいです。

 

〇稲生滸(cv.波奈束風景

ビジュアルで分かります。ツンデレです。

作中で刀を振って戦うシーンが何度かあるのですが、この演出には鳥肌が立ちました。

加えて仲間を思う強さ。痺れました。

あ、あと刀×美少女は神。

 

〇エルザ・ヴァレンタイン(cv.奏雨)

パツキン美少女(ここ重要)。超優秀。エリートです。

嫌われる立場にありながらもしっかりと芯を持った子。

彼女なりの信念をもって行動する姿。イケメンかよ。

 

攻略順は固定、ユースティアと同じく階段方式

稲生滸→翡翠帝→エルザ→古杜音→朱璃の順です。

分岐によってストーリー進行or個別に進みます。

 

《感想》

キャラ

シナリオ

演出

音楽

良かった点

残念な点

 

キャラ

流石はAugustさん。どのキャラも魅力的すぎませんかね。

攻略対象ヒロインは5人いるのですがみんな違ってみんないい。

Augustさんはキャラの魅力はもちろん、ヒロインの数が多いのも素晴らしい°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

ユースティアには少ない萌え要素が詰まっていました。

また作品の構成上、燃える場面がかなりあるのですが、声優さんの熱意を感じることができました。

 

シナリオ

まとまったシナリオで面白いというのが一番しっくりきてます。

個々の思想が飛び交い、分裂、衝突と燃える場面が多いです。

〇〇は実は○○だった…。△△が後ろで手を引いていた…?など

推理場面や、行動に隠された真意、愛情に気がつくとやはり面白いと感じましたね

その中でもきっちりと伏線を回収してくるところはさすがでした。

 

冒頭でも述べましたがユースティアと比べるとやはり劣ってます。

私自身、ユースティアを先にプレイしたので、ボリューム不足は否めません。

(これはおそらくユースティアが長すぎる

実際にプレイ時間は20Hちょいと、千桃自体が短いというわけではないです

こちらはその分まとまったシナリオでした。

個別よりも物語の本筋に焦点を当てたのかなという印象です。

個別はうすい。薄すぎるよ…

 

演出

神。

戦闘シーンでは刀を振る音、さらに燃え上がる刀の炎をCGで表現していたとこは痺れました。これは気に入った方が多いのではないのでしょうか

私が一番気に入ったのは血が飛び散る演出でした。

血しぶきと聞くと人によっては抵抗を考えるかもしれませんが、決して過激なものではないところもまた良い点でもあるのではないかと。

私が千桃で一番良かったと感じるのは演出でした。ノベルゲームでここまでやってのけるのはさすがです。

 

音楽

さすがAugust様。素晴らしいの一言です。

ユースティアの悲壮感を醸し出すbgmとは打って変わって、燃えるbgmが多かったですね。戦闘シーンで流れるbgmがダントツで好きです。

OPも素晴らしいです。燃えます。加えて中毒性もあるので注意です。

聞いてください。絶対ですよ。

 

 

〇良かった点

演習が神

・キャラがかわいい

めっちゃ燃える

・分かりやすくまとまったシナリオ

・かっこいい音楽

・システム面も素晴らしい。サスペンド機能優秀すぎる。

 

〇残念だった点

・個別が薄い

 

 

最後に

ここまでだらだらと書いてきましたが、私的にはこの作品の欠点は個別のみです。

ユースティアが長すぎた分、やはり目立ってしまいますね~

特に翡翠帝のシナリオなんかはもう少し掘り下げて欲しかったです。彼女の立ち位置からみてもめちゃくちゃ面白いシナリオになったんだろうと思っちゃいます。

(クリア後に脳内でss作ってたのは内緒)

 

この作品のコンセプトとしては燃え×萌えを意識したのかなあと勝手に感じております

ユースティアがシリアスにガン振りな分、舵を切りたかったのかな。

あと、ユースティアは長すぎた分、またプレイしたいと思えるのはこっちでした。

燃えるシーンは何度みてもよい。

 

ユースティアの影に隠れて劣った評価が目立つこの作品ですが、批評空間は80点と、単体で見ると良作なのは間違いないです。

私自身、ユースティアと比べ否定的な意見が多いこの作品を買おうか迷う部分もありました。体験版やって、即購入決めましたが。

 

気になった方 是非手に取ってみてはどうですか???

 

因みにFDもあります。

めっちゃイケメンなお姉さんが出現します。OPも神です。

あと、Augustさん、新作はよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘンタイプリズン 感想「ネタバレなし」

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お久しぶりです。

今回は先月発売されたヘンタイプリズンについて感想を

「ぬきたし」を制作したQruppo様の新作です。

前作の「ぬきたし2」の発売から約2年半

エロゲーマーの期待度は大きかったと予想しております。

(私自身めちゃめちゃ期待してました)

 

感想の前に簡単なキャラ紹介を。

湊柊一郎

 本作の主人公。

 露出することは芸術だと考えている。俗世間からみるとヘンタイ。

 

千咲都(CV.相模 恋)

 プリズン内部の炭鉱で特別な役割を任されている。

 囚人として感知されておらず謎が多い少女。

 

紅林ノア(CV.文月 弌) 

 「めちゃ」が口癖のツンデレツインテール

 一見、美少女に見えるが、かなりの変人。他者への介入を嫌い、自身が不利益を被る

 んを嫌うが、心の内には熱い意思を秘めている。

 

波多江妙花(CV.桜舞 じゅりあ)

 やくざ。

 組織の長ということもあり、曲がったことを嫌う人格者。

 やくざ屋さんだから投獄されたのか~と思いがちだが、父亡き後、組織のしがらみに巻き込まれた過去に関係している。

 

ルートは(ヒロイン3人+グランド)の計4ルートあります。

私の場合、ノア→妙花→千咲都の順にプレイしました。

なおグランドルートは3人のルートを完遂後、分岐箇所に選択肢が追加されます。

 

[感想]

・キャラ

・シナリオ

・音楽

・良かった点

・残念な点

 

 

キャラ

まず、絵がめちゃ進化してました。

ぬきたしに比べ塗りがとても丁寧な印象で満足です。

個人の性格を見ていくと…

相変わらずぶっとんでました(笑)

ドスケベを禁忌とする刑務所にも関わらず、イカれた名前の受刑者及びそのイカれた言動は下ネタで喜ぶ私にとっては飽きずに見ることができました。(やはりモブが強い)

今作では刑務官VS受刑者という設定ですが、その刑務官ですら下ネタを連呼してましたし。

 体験版をプレイした方は感じているかもしれませんが、本作ではぬきたし同様、憎めない敵キャラが多かったですね。個人の過去の境遇が深くかかわっており、考えさせられる場面も多かったです。

山岸さんルートはよ。

 

シナリオ

先ほども述べましたが、本作ではヒロイン3ルート+グランドルートの計4ルートです。

〇ノアルート

 口癖が可愛い。どっちがメインヒロインなのかわからなくなるほどに某キャラの印象が強かった。心の奥底にある互いを思う気持ち。泣けます。

 

〇妙花ルート

 長である以上決して弱みを見せない姿。主人公との関係が深まるにつれて、みせる素顔。Qruppoは若い年齢層が多いと感じてますが、プレイ歴が長い人ほど刺さるシナリオかと。10年後のアフターシナリオはよ。

 

〇千咲都ルート

 3人のヒロインの中では一番重い過去を背負う少女。

 Hシーンはぶっとんでました。

 

〇グランドルート

 Qruppoらしいといえばらしい大団円END

 ここまでの展開に持ってくる経緯と主人公の意思に👍

 ソフリンと樋口先生がかける言葉

 めちゃ泣けました(´;ω;`)ウゥゥ

 「最後のあめちゃんどーっちだ」反則ですね。

 

 

因みに一番好きなのは妙花ルートでした。

攻略順は特に決まっていませんが、話の重さから考えると

ノア→妙花→千咲都の順かなあ

 

 

音楽

OP曲は(ぬきたし2主題歌)ほどではないかなと感じていましたが、案の定プレイ後に一日何回も聴いてました汗

曲名は伏せますがグランドルート、そしてクリア後のおまけシナリオのED曲が神かがってます。一見エロゲっぽくないのですが、英語の歌詞とリズムが最高で洋画を観ている感覚になりました。最高。

 

良かった点

・あのバラバラでキテレツな人々をまとめ上げたシナリオが秀逸

・個別ルートはどれも高水準でグランドルートはめちゃ泣ける

・関係各所にすれすれで喧嘩を売っている文章

・花丸やその他ssキャラをはじめ前作とのつながりもあり、特にグランドルートの最後

 はニヤニヤできる。

・EDが神

・考えた人の正気を疑う下ネタやその他パロディも多く、展開が進まない場面でも飽き

 ない

・ブランドらしさ全開の内容

 

残念だった点

・ノアルートでは主人公とゲーム制作をする意味をあまり感じなかった。

・各ヒロインルートで、中盤少しダルさが出た(主の飽き性のせい)

・樋口先生についてもう少し掘り下げて欲しかった(多分さらに泣いてた)

 くらい?

 

 

 

 

正直な感想は

めちゃ面白かったです。泣けました。

映画「ショーシャンクの空に」をいろいろともじっていましたね。

映画を観た方はまんまやんけ!と思う場所があったりなかったり。

・ぬきたしが好き

・下ネタで笑える

遊戯王プレイヤー

・ゲームで泣きたい 

↑に該当する方はお勧めかと

 

批評空間を見るとグランドルートでCGが足りないとの記述が多かったのですが、あれは個人的にはむしろ良かったかと。獄中の閉塞感を醸し出してました。

ここ最近プレイした新作の中では一番面白かったです。

 

今後は更新頻度を増やしたいところ…

ではまた!

 

 

 

 

 

凪の感想 ~車輪の国 向日葵の少女~(ネタバレなし)

 

どうも

気が付いたらエロゲ沼にはまっていた大学生です。

初の記事ということで、私が最も好きな作品「車輪の国 向日葵の少女」について気ままに感想を。

 

 

車輪の国 向日葵の少女

メーカー:あかべぇそふとつぅ

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感想(ざっくりと)

〇さちルート

個人的に一番涙腺に来ました。

キャラ紹介の際にも触れましたが、彼女の考え方、感情はとても人間らしいものを感じ取れました。

序盤は人によってはイライラする方もいるかと。

私自身、プレイ当初はさちの行動に落胆してました。

ですがこの葛藤があったからこそルート終盤にかけて、さちの成長を感じ、共感することができました。

自分を思ってくれる大切な人のために、これまでの自分を変えるために、

大切なものを守りたい気持ち、家族愛の一つの形を気づかせてくれました。

 

あと、まなちゃん天使すぎる。

 

 

〇灯花ルート

ツンデレ満載。正直何かに目覚めそうでした(自重)

さちルートに続いて号泣案件でした。ワイ、家族愛に弱いんです

序盤は灯花とその母である京子の関係について悩まされましたね~

特に京子さんの娘に対する対応には疑問点を抱いた方も多いはず

ですが、徐々に明かされる灯花の生い立ち、そしてその現実を背負ったまま親として悩み続ける京子さん。

「理不尽な選択を迫ってくるなら… 私は、一生子供でいい!」

思い出すだけでウルっと来ます。

互いに想い合うからこその葛藤、衝突。

素晴らしい内容でした。

 

あと京子さん美人。

 

 

〇夏咲ルート

重い義務を背負った少女。

このルートは他ルートと違って、サブキャラではなく、主人公自身が大きくかかわるお話でした。

さち、灯花シナリオが家族愛であれば、夏咲ルートは恋愛?でしたね~

辛い過去の境遇から抜け出せないところはプレイしていてとても心苦しかったです。

過去の主人公との関係、そしてそこから生まれる感情。

素性を明かせない葛藤、

そしてなんどもなんども夏咲に寄り添ってあきらめない

人の暖かさを感じさせてくれました。

 

賢一 イケメンすぎないか?

あと、ぼーっとしてる夏咲ちゃん 可愛いすぎないか?

 

 

〇グランドルート

このルートについてはヒロインの名前を伏せさせてください…

ここでは、ずばり!

とんでもない!

伏線回収が!

あります!

 

私自身初めてプレイしたときは鳥肌がたちました。

主人公の過去を振り返り、子供ながらに苦しい境遇、そして思いを伝えられない苦しさがとても印象づけられました。

ストーリーの根幹にかかわるのであまり多くは語りませんが法月のとっつぁんとのバチバチシーンではさらに驚かされました。

単純にシナリオの長さでは他ルートに劣りますが、物語のしくみがすべて明かされ、

これまでの主人公の思いを考えるとうるうるくるシナリオでした。

 

 

【全体を通して】

この作品は人の強さ、弱さを教えてくれる作品でした。

あかべぇの作品はG線上の魔王とこの作品(+FD)の2作品しかプレイしていませんが、人の内側の心情、感情に訴えかけてくる印象が強いです。

私自身プレイしていて、自分の嫌な内面に気づくことが多かったです。

「あ~嫌なキャラだなぁ」とか、「現実にいたら、かかわりたくないなぁ」、「なんで主人公は見放さないんだ?」といった気持ちをまんまと引き出されてしましました。

しかし、主人公やサブキャラクターの人を信じるひたむきな気持ち、そして信じることで迎えた結果を見て、自分の足りないところに反省するばかりです。

 

この作品を通して人を信じる大切さ、努力する意味に改めて気付くことができました

プレイヤーを成長させてくれる作品でした。

 

 

【最後に】

ここまで読んでくださりありがとうございました

1年以上前にプレイした作品なので内容がスカスカなのはご容赦ください…トホホ

この感想を読んで

プレイ済みの方は「良い作品だったなあ」と

未プレイの方は「プレイしてみたい!」と思ってくだされば幸いです。

 

パケ版は中古:まだ売っているが、そのうち高くなりそう

DL版は皆さんご存じの某サイトで購入できますので是非。

 

追記

この作品はFD「車輪の国 悠久の少年少女」がありますので是非そちらも👍

あとG線上の魔王も…

上の二作品についてまた気が向いたら感想書いてみようと思います。

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ではまた!